マンガ:「この音とまれ!」
「この音とまれ!」
作:アミュー
みなさんには、出会えてよかったと思うマンガはありますか?
私が出会えてよかったと思うマンガは、今日紹介する「この音とまれ!」です。
とある高校の弱小箏曲部を舞台に、彼らが全国を目指していく過程を描いていくストーリー。
友情あり!恋愛あり!そして(文化部だけど)スポ根!な青春マンガです。
まず、箏曲部って聞きなれないですよね。
私もこのマンガで初めて知りました。
琴をやる部活です。
琴、やったことありますか?
私は小学校の時に音楽の授業でやりました。
琴って、難しいんですよね。
なかなか綺麗な音が出ない!!!
まぁそれは置いといて笑
物語は、先輩が卒業したことで箏曲部ただ1人の部員となってしまった武蔵が、部員集めをするところから始まります。
そんな箏曲部に入部することになったのが、
超不良の久遠愛(チカ)←ちなみに男子です!
そして琴の名門の家に生まれた鳳さとわ。
チカがこの物語の主人公なんですけど、彼は不良といえど、めっちゃいい奴!!!そして愛すべきお馬鹿でもある笑
彼は、実は色々と複雑な過去を抱えています。
そして、名門生まれのさとわ。
彼女もまた複雑な家庭環境で生きているのです。
このマンガ、確かにチカが主役なんですけど、様々な登場人物の視点で描かれます。
時にはさとわだったり、時には武蔵だったり。
そして、ライバル校のキャラ目線で描かれることも。
大会の場面とかだと、チカたちの高校を応援しつつ、ライバル校の目線を知っちゃうことで、彼らにも負けて欲しくないと思ってしまう。
様々な立場から読むことが出来るからこそ、物語にも深みが出るし、感情移入しやすいです。
そんなスポ根要素だけでなく、恋愛模様もこのマンガの大きな魅力!
もうね、本当にもどかしいんです!!
そしてそのもどかしさが愛おしい!!
少女マンガよりもずっと、最高な恋愛が見れる!
私も高校時代、こんな青春を送りたかった!笑
そしてこのマンガ、名言がたくさん出るんです。
なかでもチカは本当にいいこと言う!
(普段お馬鹿なのに笑←褒めてます)
チカの言葉に、たくさんの人が救われる。
それは読者も同じ。
ここで、私が1番心に響いたチカの台詞を1つ、紹介します。
(ネタバレになるから嫌!って人は読み飛ばしてください!!!)
「自信なんて目に見えねーもんに振り回されてんじゃねぇ!見えねーんだからあるっつっときゃあるんだよ!」
この言葉、本当に心打たれました。
私はすごくマイナス思考で自分に自信がないので、この台詞にはっとさせられたし、今でも大切にしている言葉です。
他にもたくさん、名シーン、名台詞が出てきます。
そしてこのマンガは、本当に泣けるマンガです。
私、普段マンガとか映画で泣いたりとか全くないんですけど、「この音とまれ!」は読んでいて泣いてしまいました。
しかもいくつものシーンで。
それくらい、感動できるマンガです。
それだけじゃなく、この物語には魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
こんなにも全てのキャラが好きになれるマンガってなかなかないんじゃないかなってくらい。
箏曲部の部員も、先生たちも、ライバル校のメンツも。
どのキャラも魅力的で、どのキャラも好きになれます。
ちなみにそんな私は、チカの親友の哲生が大好きです!!!
彼は箏曲部ではないんですけどね。
頭が良くて冷静で、何だかんだ優しくて面倒見があるっていう、めちゃめちゃ私のタイプです笑
ホントにかっこいい!!!
きっとみなさんも、好きなキャラが見つかるはず!笑
「この音とまれ!」は本当に出会えてよかったと思えるマンガです。
私は偶然のきっかけでこのマンガを知ったんですけど、そうやって出会えたことにとっても感謝しています。